お知らせ・コラム
News & Column
税理士の集客方法-最近の状況
1年以上前に税理士の集客方法について整理しました。今回は当税理士事務所の最近の集客状況についてお伝えします。当税理士事務所の主な集客経路は、①自社ホームページ、②顧問先等からの紹介、③税理士検索freeeの3つです。これらの1年間の実績をまとめてみました。顧問契約を獲得した件数は、「自社ホームページ>>>>>紹介>税理士検索freee」です。過去のブログはこちらです。
【目次】
- 自社ホームページによる集客
- 顧問先からの紹介
- 税理士検索freee
- まとめ
1.自社ホームページによる集客
ホームページ公開後、本当に忙しい合間を縫ってブログを書き続けた結果、安定して集客できるサイトに成長しました。今は週1ペースでブログを公開していますが(暇な時に書きだめています)、一時期は週5ペースで書いていたこともあり、今になって思うとあり得ない頻度です。だからこそ集客できているとも言えるのですが。監査法人で働いている頃は、監査調書の文書化という作業がとても大事な仕事だったので、書くこと自体は全くストレスにならないです。ブログのネタをひねり出すのが今は大変ですが。
今年の集客状況は、今のところ月1~2件安定して顧問契約につながる仕事を頂いています(7月は税務調査の案件が一気に増え、諸々5件の受注でした)。直接、顧問契約してほしい!というご依頼もありますが、税務調査の立会いや無申告事業者の期限後申告を経由して顧問契約を締結するご依頼も多いです。顧問先も愛知県、特に名古屋市の事業者がほとんどですが、東京在住のシステムエンジニアが顧問先になったりなど、ごくごく稀に愛知県以外の方からも問い合わせが来ます。当税理士事務所のホームページは愛知県外の集客力はほとんどないので、愛知県外からの問い合わせは、私がシステムエンジニア出身という事もあり、そのキーワードで探し当てた方ばかりです。
集客のキーワードですが、名古屋や愛知といった地域をキーワードに含めた上で無申告や税務調査で検索すると上位に来ますので、そこから流入しています。検索順位が高いブログ(一人親方など)も結構ありますので、そこから流入しているケースも多くはありませんがあります。
自社ホームページを育てようとする税理士事務所は多くないので、名古屋というそれなりの規模の地域でも戦略を誤らなければ集客できるサイトに成長しますので、web集客のライバルの少ない地域で勝負すれば、集客力のあるサイトに成長させることは簡単だと思います。
ライバルはリスティング広告ですが、正直そこには勝てないので(特に税務調査についてはリスティング広告が乱立しているのでとても厳しい。最近また新しい広告を3つほど見つけました)、たくさん問い合わせが来ることは期待していません。
2.顧問先などからの紹介
誰か紹介してください!とは全く言っていませんが、時々紹介してくれます。顧問先も変な人を税理士に紹介できないという思いはあるでしょうから、これまで紹介いただいた方はちゃんとした方ばかりで有難い話です。今後も定期的に紹介いただけると嬉しいですね。最近の事例だと、以下のようなケースでした。
当税理士事務所の場合、顧問契約を締結している先は事業復活支援金の事前確認は無料で対応しているのですが、お金を取る税理士もいます。お金を取ること自体全く問題ありませんが、弊社は大した手間でもないので無料で対応しています(継続的な顧問先に対する事前確認はすぐに終わります)。そういった情報が仕事仲間との雑談で話される訳です。「うちはタダでやってもらったよ!、うちは有料だった!」みたいな。それに加えて今の税理士に不満があると、じゃあその税理士紹介してよという流れでうちにきました。逆に確定申告単発の方については事前確認でお金を頂きましたし(顧問契約先と区別するため)、関与先以外については面倒だしリスクもあるので対応しませんでした。
3.税理士検索freee
当税理士事務所は、税理士検索freeeに登録しています。当初は問い合わせがそこそこ来ていましたが最近は少なくなりました。税理士検索freeeへの問い合わせがそもそも減少しているのか、freee担当者が当税理士事務所に振らなくなったのかは不明ですが。もしくは私に紹介しても契約まで至らないケースが多いからかもしれません。安くで受けてほしい方が多いので、他の税理士でも契約に至っているのかな?と思ってしまいますが。とはいえ、適正な値段で契約を結んでいただける方も一定数います。最近も1社freee経由で正当な値段での契約締結につながりました。そういう方だけ契約させてもらっていますが、広告費0円で集客できるとてもありがたいツールですので、freeeを使用する限りは今後も税理士検索freeeには登録し続けます。
ふと思いましたが、もともとfreeeを使っていた方からの問い合わせが比較的多いので、弊社のホームページからの問い合わせであっても、税理士検索freeeを参考にした上で問い合わせが来ている可能性もあるので、やはりありがたい存在です。
4.まとめ
税理士検索freeeからの問い合わせが少なくなった事で改めて思ったのが、外部に依存した集客は危険という事です。例えば、税理士紹介サービスというのがありますが、このサービスにしても、お客を紹介するか否かは紹介会社の匙加減な面もありますし、freeeも同様です。それはマネーフォワードだって弥生会計の紹介サービスも同様なのではないでしょうか。あくまでサブの集客ツールとして活用すべきです。
やはり外部に依存しない集客経路を確保する必要性です。それは自社ホームページでもSNSでも紹介でも何でもよくて、自分に合った方法(かつ集客できる方法)を選択するとよいと思います。リスティング広告も有力な手段ですが、戦略を間違えてしまうとお金だけが出ていくことになりかねないので、そこは信頼できる業者の協力を得たり(きっと探すのは大変)、税理士集客を専門にしている会社に相談するといった事が必要です。
私はリスティング広告を業者に依頼して、全く集客できなかった税理士を知っています。その税理士の集客方法は、直接顧問契約を獲得する経路でしたが、如何せんライバルが多いので、リスティング広告を打っても埋もれがちです。何より税理士紹介サービス会社という強力すぎるライバルがいますので。逆に集客できている税理士は、別のキーワードで勝負して成功しています。その最たるキーワードが税務調査ですよね。東京のリスティング広告の多さにはびっくりです。そして、さらにびっくりする位見た目が同じリスティング広告もありました。