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会社のお金を増やす4つの方法!資金繰りを安定させる経営手法
「不測の事態に備えて、会社の手元キャッシュ(資金繰り)を確実に増やすにはどうすれば良いだろうか?」
「『無借金経営』を目指すべきか、黒字のうちに金融機関から借り入れをしておくべきか迷っている」
世界情勢や原材料高騰、ウクライナ情勢の影響等による急激な環境変化に伴い、「取引先の仕事量が急減したため早めに資金繰りの手当てをしておきたい」といった経営相談が増加しています。
会社(法人・個人事業主)が倒産せず永続するために最も重要な経営資源は、「手元の現金(キャッシュ)」です。利益(帳簿上の黒字)が出ていても、手元のキャッシュが底をついてしまえば一発で黒字倒産に追い込まれてしまいます。
今回は、会社の手元資金(キャッシュ)を増やす4つの基本経路と、手元資金を最大化させるための金融機関(銀行・信用金庫)との正しい付き合い方について分かりやすく解説します。
【目次】
- 手元資金を最大化!会社のお金を増やす「4つの基本経路」
- 無借金経営は危険?黒字の時こそ金融機関から融資を受けるべき理由
- 銀行員のノルマに注意!不要な融資商品・フリーローンの断り方
- まとめ:利益の積み上げと金融機関との関係構築で手元キャッシュを守ろう
1.手元資金を最大化!会社のお金を増やす「4つの基本経路」
中小企業が手元の現金(キャッシュ)を増やす方法は、大きく分けて以下の4つのルートが存在します。
📄 会社のお金を増やす4つの基本ルート
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金融機関(地銀・信用金庫等)からの融資: 地元の地方銀行や信用金庫と継続的な信頼関係を構築し、長期運転資金等の融資を受けて手元キャッシュを膨らませる方法。
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役員からの借入(役員借入金): 社長本人の個人資産を会社へ貸し付ける方法。資金繰り悪化による穴埋めには注意が必要だが、銀行査定上は実質自己資本として評価される面もある。
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株主からの追加出資(増資): 株主(社長等)が会社へ資本金として追加資金を注入する方法。返済義務のない自己資本が増加する。
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本業で利益(留保資金)をコツコツ積み重ねる: 返済義務のない最も健全で本質的な資金増加ルート。利益をストックしていくことで純資産が強固になる。
最も本質的で重要なのは「④利益の積み重ね」ですが、利益を稼ぎ出すまでのスピード補填や不測の事態へのリスクヘッジとして、「①金融機関からの融資」を上手に組み合わせることが経営上不可欠となります。
2.無借金経営は危険?黒字の時こそ金融機関から融資を受けるべき理由
経営者の中には「借入金(借金)は悪であり、無借金経営こそが正義だ」と考える方が一定数いらっしゃいます。
潤沢な自己資金で何年分もの固定費をカバーできる企業であれば無借金経営も素晴らしいですが、成長過程にある中小零細企業にとって「頑なに借入を拒むこと」はかえって倒産リスクを高めます。
銀行は「会社が赤字で資金に困っている時」には金を貸してくれません。
「黒字で業績が安定しており、決算内容が良い時期」にこそ一定額の事業資金を融資(プロパー融資や保証協会付き融資)で引き出しておき、手元キャッシュを厚く保持しておくことが不況期を生き抜く最大の防衛策となります。
▼会社のお金を増やす4つのルートと特徴まとめ
| 資金増加ルート | 実務上の特徴・メリット | 返済義務・限界 |
|---|---|---|
| ① 金融機関からの融資 | 業績が良い時にまとめて調達可能。信用実績(手形・実績)が積み上がる。 | あり(与信枠の限界あり) |
| ② 役員からの借入金 | 社長の個人資産を入金。銀行査定では自己資本とみなされやすい。 | 実質返済なし可(個人の限度) |
| ③ 株主からの増資 | 自己資本比率が高まり財政状態が強化される。 | なし(出金不要) |
| ④ 利益の積み上げ | 本業で稼いだ返済不要の最重要キャッシュ。節税とのバランス調整が必要。 | なし(最も理想的な調達) |
3.銀行員のノルマに注意!不要な融資商品・フリーローンの断り方
金融機関(銀行・信用金庫)は3月決算期(あるいは9月中間決算期)を迎えると、担当者が営業目標(ノルマ)を達成するために、様々な金融商品や融資の提案を行ってきます。
金利条件や据置期間が有利な事業性融資であれば検討の余地がありますが、時には「自社にとって全く不要で金利の高いフリーローンや不必要な商品」をノルマ達成のためだけに押し込んでくるケースも散見されます。
自社にメリットがない商品を購入する余裕はありませんので、不要な提案に対しては理由を明確にしてきっぱりと断ることが重要です。
自社の資金繰り表や試算表を日頃からチェックし、本当に必要な融資額と金利交渉を主導権を持って進めていきましょう。
4.まとめ
今回は、会社の手元資金(キャッシュ)を増やす4つの方法と資金繰り対策について解説しました。
資金繰りを安定させるためには、「利益を出して社内留保を積み上げること」を第一に据えつつ、「業績が良いタイミングで金融機関と良好な関係を作り、一定額の融資枠を確保しておくこと」が最も賢明な経営戦略です。
当事務所では、公認会計士・税理士の視点から、月次の試算表チェックや資金繰り表の作成支援、銀行融資へ向けた決算書の財務改善アドバイスをご提供しております。
「今後の資金繰りに不安があるので手元キャッシュのシミュレーションをしてほしい」「金融機関からの融資サポートや資金繰り改善のアドバイスを受けたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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