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経費の多いフリーランスのプログラマーは税務調査に注意!
「フリーランスのシステムエンジニア(SE)やプログラマーは、なぜ税務調査で狙われやすいのだろうか?」
「経費が少なく利益が出やすいITエンジニアが講じるべき税金対策と税務調査への備えを知りたい」
フリーランスのシステムエンジニア(SE)やプログラマーは、仕入や店舗家賃、原価がほとんどかからないビジネスモデルであるため、売上に対する経費率が10%〜20%前後と低くおさまることも多いです。
そのため「少しでも税金を減らそう」と無茶なプライベート支出を経費に入れたり、多額の経費を計上したりすると、業種平均を大きく逸脱して即座に税務署のターゲット(調査選定)となってしまいます。
実際、国税庁が公表した所得税等の税務調査実績においても、プログラマーは「1件あたりの申告漏れ所得金額が高額な10業種」で全国第1位に指定されています。
今回は、システムエンジニア・プログラマーが税務調査で狙われやすい理由と、国税庁の公表データ、および調査選定リスクを抑えつつ正当な経費を最大化する「2つの税務戦略」について分かりやすく解説します。
【目次】
- 全国1位!プログラマー・SEが税務調査で厳しく狙われる理由
- 【国税庁データ】申告漏れ所得金額が高額な主な10業種一覧
- システムエンジニア・プログラマーが採るべき「2つの税務対策戦略」
- まとめ:システムがわかる税理士とともに正当な経費論理を構築しよう
1.全国1位!プログラマー・SEが税務調査で厳しく狙われる理由
国税庁が公開している「所得税及び消費税調査等の状況」において、1件あたりの申告漏れ所得金額(税務調査で指摘されたミスや隠蔽の金額)の業種別ランキングが発表されています。
前年の同調査ではシステムエンジニアが上位に指定されていましたが、今回の実績公表では「プログラマー」が並み居る業種を抑えて全国第1位となりました。
税務署は国税総合な体系システム(KSK)を用いて、事業者の業種ごとの平均経費率を常にモニタリングしています。
もともと経費率が低いIT系職種において、一般的な平均率を大幅に超える経費(多額の交際費や生活費の混入等)を計上している確定申告書は、「不適切な経費計上や売上除外がある」と判断され、極めて高い確率で税務調査へ選定されることになります。
2.【国税庁データ】申告漏れ所得金額が高額な主な10業種一覧
国税庁の公表資料に基づき、1件あたりの申告漏れ所得金額が高額な上位10業種を整理すると以下の通りです。
▼申告漏れ所得金額が高額な上位10業種一覧表
| 順位 | 業種区分 | 前年順位 |
|---|---|---|
| 第1位 | プログラマー | -(急浮上) |
| 第2位 | 畜産農業 | – |
| 第3位 | 内科医 | – |
| 第4位 | キャバクラ | 3 位 |
| 第5位 | 太陽光発電 | 4 位 |
| 第6位 | 建築士 | – |
| 第7位 | 経営コンサルタント | 2 位 |
| 第8位 | 小売業(犬) | – |
| 第9位 | 不動産代理仲介 | – |
| 第10位 | 商工業デザイナー | – |
3.システムエンジニア・プログラマーが採るべき「2つの税務対策戦略」
では、税務調査に選定されやすいシステムエンジニアやプログラマーはどのように税務調査対策をすべきでしょうか?私は選択肢として2つあると思います。
戦略①:業種平均の経費率に収め、保守的に申告する(調査回避重視)
過度な経費計上を避け、通信費・PC機器購入費・自宅家賃の按分など、確実に言い逃れのできる範囲内でのみ保守的に経費を処理する戦略です。
経費率が低く抑えられるため、税務署の自動抽出システムにかかりにくくなり、税務調査へ選定される確率そのものを大幅に下げることができます。(※この戦略をとる場合は無理に顧問税理士をつけず、自力申告または確定申告スポットのみで十分対応可能です。)
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戦略②:税理士とともに「説明可能なグレーゾーン経費」を攻める(節税重視)
「税務調査が入ることを前提」として、税務調査に強い税理士の力を借り、業務との関連性を説明できる正当な経費(グレーゾーン)を根拠に基づいて積み上げていく戦略です。
PC環境整備、最新デバイスの購入、研究開発・情報収集費、業務関連の打ち合わせ費用など、万が一調査官から指摘されても「なぜこの費用が開発業務に必要なのか」というロジック(理由付け)を税理士と一緒に構築しておくことで、追徴税額リスクを最小限に抑えながら合法的に節税を図ることができます。
明らかに経費にならないものを嘘ついて経費処理するのは絶対ダメです。脱税は本当にダメですし、戦略としても明らかに間違っています。
4.まとめ:システムがわかる税理士とともに正当な経費論理を構築しよう
今回は、プログラマー・システムエンジニアが税務調査で狙われる理由と、2つの節税戦略について解説しました。
本来は事業経費として認められるはずの支出まで過剰に控えて無駄な税金を納めるのは非常にもったいない選択です。
当事務所の代表は「元システムエンジニア」としての実務実績があり、現在も公認会計士としてシステム開発会社やゲーム開発会社の会計に深く関わっています。業界の商慣習や開発システム、機材知識を深く理解しているからこそ、調査官へロジカルに主張できる正当な経費のロジックを一緒に組み立てることが可能です。
梁瀬会計事務所では、愛知県名古屋市を拠点として、愛知・岐阜・三重を中心に全国の法人・個人事業主をサポートしております。
顧問先の紹介などもあり、実際に東海三県を超えて、東京都や全国各地のITエンジニア・法人様からもご選定いただいております。
「経費が少なく税金が高くて困っている」「システム開発の現場や業界事情が理解できる税理士に相談したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。