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2023.08.03 コラム

税理士から契約解除される理由!顧問契約を切られる原因と対策

「突然、既存の顧問税理士から『次回の確定申告を最後に契約を解除したい』と告げられたが、なぜ断られたのだろうか?」
「税理士側から契約を打ち切られる主な原因と、インボイス導入後の『税理士難民』にならないための対策を知りたい」

監査法人時代、出張先のホテルで「髭剃りの在庫が1週間もない」という些細な基本品質の欠如をきっかけに、100泊以上利用したホテルを変えた経験があります。

サービス業において「当たり前の基本」を継続することの重要性を痛感すると同時に、これは税理士と顧問先との関係にも全く同じことが言えます。

近年、事業者側からの解約だけでなく、『税理士事務所の側から顧問契約の解除を申し渡されるケース』が急増しています。

結論から申し上げますと、税理士業界の人手不足や2023年10月のインボイス制度開始に伴う業務負荷の増大により、格安で手間がかかる個人事業主(特にせどり・転売業等)を税理士側から選別・切り捨てる動きが加速しているためです。

今回は、税理士から顧問契約を解除される4つの主な要因と、今後のインボイス時代に「税理士難民」とならないための正しい税理士の選び方について分かりやすく解説します。

🔗 関連コラム:税理士業界の人手不足と将来性!若手減少の背景とキャリア比較

【目次】
  1. なぜ切られる?税理士から顧問契約を解除される4つの主な原因
  2. 【急増する要因】業界の人手不足と個人事業主(せどり等)の選別
  3. インボイス制度導入で加速する「税理士難民」のリスク
  4. まとめ:適正価格で長期的信頼を築ける顧問税理士を確保しよう

1.なぜ切られる?税理士から顧問契約を解除される4つの主な原因

事業者に大きな落ち度がないように思えても、税理士事務所側の事情や方針転換によって契約解除が通知されるケースがあります。

税理士側から契約を打ち切る主な理由は、以下の4パターンに集約されます。

① 顧問料の支払遅延・滞納

契約書に定めた期日通りの支払いがなされず、催促にも応じない場合(即時解約対象)。

②脱税相談・不正の強要

売り上げの隠蔽や架空経費の計上を求められた場合。税理士の資格剥奪リスクに直結するため、自動的に契約解除となる。

③事務所の経営方針転換(個人事業主の受け入れ停止)

不足や業務効率化のため、低単価な個人事業主の受け入れを取りやめるケース。

④人間関係・相性のミスマッチ

頻繁な感情的クレームや期日を守らない姿勢により、信頼関係の維持が不可能と判断された場合。

特に近年ご相談が増えているのが、「③事務所の経営方針転換」による突然の契約解除通告です。

2.【急増する要因】業界の人手不足と個人事業主(せどり等)の選別

現在、税理士業界全体で若手人材の不足と採用難が深刻化しています。

事務所の退職者を補う採用が難しくなる中で、税理士事務所側は「限られたリソースでどの案件を残すか」という顧客の選別を行わざるを得なくなっています。

特にターゲットとなりやすいのが、以下の特徴を持つ事業者です。

  • 業務が1月〜3月の確定申告期に極度に集中する個人事業主

  • 仕訳件数が膨大(せどり・EC物販等)にもかかわらず、顧問料が格安に抑えられているケース

せどりや転売業などの物販ビジネスは、取引履歴データが膨大になるため、本来は適正な記帳代行・監査工数に応じた顧問料が必要です。

価格と作業量のミスマッチを抱えたまま放置されていた契約が、事務所の人件費高騰や人手不足を機に一斉に解除される事態が発生しています。

3.インボイス制度導入で加速する「税理士難民」のリスク

さらに、2023年10月からスタートするインボイス制度(適格請求書等保存方式)は、税理士事務所の実務負担を飛躍的に増大させます。

免税事業者からの仕入税額控除の経過措置計算や、領収書・請求書ごとの登録番号チェックなど、確認作業が大幅に増えるためです。

📄 今後予想される「税理士難民」の発生シナリオ

  • 確定申告の単発受け入れの激減: 手間が増えるため、単発(スポット)の確定申告依頼を断る事務所が急増する。

  • 駆け込み申告による申告書の質の低下: 税理士が見つからず、自力でハチャメチャな決算書を作成・申告してしまい、後の税務調査を引き寄せる。

無理な値引きを行って格安の顧問税理士を探し回るスタイルは、制度改正や事務所側の都合で真っ先に解約されるリスクを孕んでいます。

▼「格安・単発頼み」vs「適正価格・長期顧問」比較
比較項目 格安を売りにする単発受託事務所 当事務所(適正価格顧問)
人手不足・インボイス時の対応 低単価な個人事業主を一斉に契約解除 〇 正当な報酬のもと継続伴走を徹底
確定申告期(1〜3月)のサポート パンクして連絡不通や打ち切りが発生 計画的な進行管理で確実に申告完了
税務調査防衛・提案力 作業処理のみで相談対応は手薄 税理士が手厚くダイレクト防衛

4.まとめ:適正価格で長期的信頼を築ける顧問税理士を確保しよう

今回は、税理士から顧問契約を打ち切られる原因と、インボイス時代に向けた対策について解説しました。

「安さ」だけで税理士を選んだり、無申告のまま直前で単発依頼しようとするアプローチは、税理士業界の環境変化に伴ってますます通用しなくなっています。

お互いに納得のいく「適正価格」で契約を結び、日頃から誠実なコミュニケーションを取れる税理士を確保しておくことこそが、インボイスや税務調査の波を乗り越える防衛策です。

梁瀬会計事務所では、愛知県名古屋市を拠点として、愛知・岐阜・三重を中心に全国の法人・個人事業主をサポートしております。顧問先の紹介などもあり、実際に東海三県を超えて、代表の地元である長崎県や東京都など全国各地の法人・個人事業主からもご選定いただいております。

「既存の税理士から突然解約されて困っている」「適正価格で末永く伴走してくれる顧問税理士を探している」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

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