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News & Column

2023.05.25 コラム

顧問先から聞いた税理士の営業

今年の1月に、せどり業を営んでいる個人事業主の方から確定申告の資料をお預かりする際に、色々な話をしました。せどり業から新たに参入予定のビジネスの話だけでなく、社会貢献の話まで色々と。その方はとても社会貢献を意識されていて、そういった方とお話をすると、こちらも色々と考えることも出てくるので、人と話すって良いな!といつも感じます。

面談しているときにその顧問先に何度か電話がかかってきました。営業電話だったのですが、1日に3~4回営業電話がかかってくるそうです。税理士事務所から電話がかかってくることも多いとの事。そこで今回は、今まで顧問先から教えてもらった税理士事務所からの営業についてお伝えします。

【目次】
  1. 営業電話は結構多い
  2. 顧問先から聞いた税理士事務所の営業
    1. 新設法人に対するダイレクトメール
    2. amazonに登録した連絡先に直接電話
    3. 飛び込み営業
  3. 営業に関する私の考え方

1.営業電話は結構多い

今回のコラムとは直接関係ありませんが、営業電話について。

私にも営業電話がかかってきます。最近はかなり頻度も落ち着きましたので、1週間に1回くらいでしょうか。HPからの問い合わせ(メール)を含めるともう少し多いです。そういえば、税理士事務所が忙しすぎる3月初旬から中旬にも営業電話がかかってきました。正直センスがないなと思いました。

基本的にはホームページを閲覧した人からの電話です。そして一番多いのはWeb集客関係です。「あなたのホームページを解析した結果を無料でお伝えしますので、一度ご面談如何でしょうか?」というパターンが一番多いです。そこで解析した問題点をわが社が解決することで、より一層の集客が期待できますよ!という感じですかね。当税理士事務所のホームページはoncaさんに制作してもらっていて、公開後も継続的に関与してもらっていますし(分析等はしてもらっていませんが、適宜質問に回答してもらう等々)、集客実績に不満が全くないので、別の業者に依頼する気持ちはないです。問題点はちょっと興味があるので話だけ聞くのはありかなと思うのですが、その後の営業が面倒なので全て断っています。Web関係以外だと、不動産会社とか保険会社もありがちですが多いです。不動産も保険も連携している業者がいてこれ以上増やす必要がないためお断りしています。そもそも、私が不動産と保険については積極的ではないという事もあります。紹介料欲しさに顧問先に積極的に紹介することは全くしていません。

真面目な話をすると、私のようにブログで集客する場合は、良質なHP制作会社に依頼せずに、wix.comのようなツールで自分で作ったり、ランサーズなどを経由して格安で制作依頼するのも選択肢としてはありだと思います。ホームページ公開後に集客できるブログを量産する事の方がより大事なので。良質なホームページを制作してもらっても、適切な運用をしなければ全く意味がありません。

とはいえ、新規のお客様とお話をしていると、HPの見やすさ等をほめてくれて、それが決め手になりました!という話もよく聞くので、資金があるのであれば良質なHP制作会社に依頼した方が良いと思っています。私のホームページもかなり高かったものの1年未満で回収できましたし、本気でHPで集客するのであれば、金融公庫でお金を借りて良質なHP制作会社に作ってもらう事をお勧めします。

私の顧問先に1日何度も営業電話が来る理由は、アマゾンでせどりをやっていて、連絡先をアマゾンで公開しているからです。単純な話ですね。

2.顧問先から聞いた税理士事務所の営業

税理士事務所の集客手段は、①紹介、②SEO、③リスティング広告、④紹介サービス会社の利用などが一般的だと思います。当税理士事務所の場合は、①と②です。詳細はこちらです。

税理士の集客方法-最近の状況

1.新設法人に対するダイレクトメール

私が法人設立した時もありましたが、法人設立した後に税理士事務所からダイレクトメールが届くことが多いです。当税理士事務所の顧問先は法人成りするケースが結構あるのですが、法人成りした社長から「こういったものが届いたんだけどどうしたら良いですか?」と聞かれます。「無視でOKです!」と回答して終わり。

会社設立直後に税理士がいないケースも多いので、この集客方法はありかなと思います。数うち当たる戦略ですね。

2.amazonに登録した連絡先に直接電話

amazonに登録した連絡先に税理士事務所からよく営業電話が来るようです。「顧問税理士はいますか?」、「今の顧問税理士に不満はありませんか?」、「今の顧問税理士はせどりに理解がありますか?」、「今の顧問料は幾らですか?」等々。

いちいち会社のホームページから連絡先を調べて営業するのは非効率ですが、アマゾン、楽天、ヤフーといったプラットフォームから会社や個人の連絡先をリスト化するのは確かにありかなと思いました。それで集客につながるかどうかはわかりませんが、そういった営業を継続的に受けているという事はその方法が一定の効果があるからなので、集客方法としてはありなんでしょうね。

3.飛び込み営業

まだ1度しか聞いたことはありませんが、事務所に直接飛び込み営業を受けたことがあると聞きました。税理士事務所でもそこまでやるんだと感心しました。私は絶対にしません(できません)。飛び込み営業できる度胸のある税理士であれば、普通に成功する気もします。飛び込み営業が効率的か否かというと非効率だと思いますが。

3.営業に関する私の考え方

税理士として課題は、「どうやって良客を適正値段で集客するか」です。私はこの課題については過剰なほど意識しています。脱税志向の人とは仕事したくないし、約束を守らない人とは仕事したくないし、意味もなくすぐに怒る人とは仕事したくないです。人生は有限なのに嫌な人に時間を使いたくありませんので。応援したい人とだけ仕事をしたいです。

その解決方法として、今回取り上げた営業方法のようなこちらから仕掛ける営業はしていません。ホームページ集客は何かしら問題を抱えている方からの問い合わせが多く、紹介案件も必ず弊所のホームページをみた上で連絡するように紹介者経由でお願いしています。この方法を採用することですべて解決するわけではありませんが、リスクはかなり下げられると思っています。その結果、紹介案件について連絡さえこない事もありますが、それはそれでお互い無駄足にならないので全く問題ありません。

事務所の規模が大きくなればまた状況が変わってきますので、今までのやり方に固持する事はできませんが、現時点ではこれで良いかなと思っています。

 

 

 

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