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2023.12.21 その他

税理士事務所運営の振り返り-2023年度

2020年4月に独立し、2021年1月にこのホームページを開設しました。ホームページで集客できるようになったのが2021年の後半あたりからだったと記憶していますが、現時点でも集客の多くがホームページ経由なのでホームページを開設しなかったら本当にジリ貧だったと思います。独立直後は顧問先も少ないので紹介はそれほど期待できませんし、紹介会社を活用するしかなかった気がします。異業種交流会にも1度参加してみたものの合わないし効率的でもないと判断したため、ホームページ集客が上手くいかなくても異業種交流会には参加していないと思いますが。

監査法人時代の先輩で東京で独立した公認会計士・税理士は、独立当初は内部統制構築支援やデューデリジェンスの仕事をメインにしていましたが、最近は紹介会社を活用して税務顧問も増やしています。紹介会社経由の場合は脱税気質な方も多いそうですが、そこはしっかりと見極めて良客を少しずつ増やしているとの事でした。集客はトライアンドエラーを繰り返すしかありません。私も地域や業種をターゲットにホームページ集客できるか試行錯誤しています。さっぱりなことが多いですが時々うまくいくのでやりがいは維持できます。という事で、今年1年間の集客などについて振り返ってみました。

【目次】

  1. ホームページ集客のメリット
  2. 税務調査の集客は困難に
  3. インボイス制度により無申告案件は増加
  4. 直接顧問の依頼は増加
  5. freeeの集客支援は
  6. まとめ

1.ホームページ集客のメリット

改めてホームページ集客のメリットを考えてみました。

独立して以降、私はリアルな集客はほぼ実行していません。紹介会社は活用していませんし、異業種交流会的なセミナーに参加することはないし、セミナーも開催していませんし、顧問先に紹介してほしいと定期的に伝えてもいないし、金融機関の担当者も同様です。改めて振り返ると本当に何もやっていないです。それでも顧問先からの紹介は定期的に受けますのでありがたい話です。

実行しない理由は面倒だからという事もあるのですが、時間がないことが一番大きいです。毎月顧問先の確定申告に一定の時間がとられますし、集客した新規の顧客対応も必要ですし、公認会計士の仕事もまだしているしという感じで、常に忙しくしています。特に新規顧客対応は、スムーズにパートさんに作業を移行するためにも最初は私がしっかりと対応しています。最初にしっかりルール化すれば、特に記帳代行はパートさんに丸投げできるので長期的にみれば効率的です。加えて、夜ご飯は家族と一緒に食べるので、家に帰るのも早いですし。

普段忙しく働いている人間からすると、ホームページ集客はほとんど時間を取られない点が一番のメリットです。定期的にコラムは公開しているものの、月に2件程度なのでそこまで時間的な負担はありません。来年からは月1件程度に減らす予定なのでさらに楽になります。

自分が集客したい層を限定できることも大きなメリットです。例えば、顧問料を明示することでとにかく安くで仕事を依頼したい人を避けることができますし、税務調査や無申告・期限後申告もやり方によっては自分が集客したい層に絞ることが可能です。集客の入り口は当然狭くなりますが、合わない人とは関わらないというスタンスです。

ホームページ経由のお客さんは顧問先からの紹介経由よりもいまいちなことが多いという事もよく聞くのですが、私の場合は特に差はありません。その理由は上記の通り、集客したい層を限定しているからだと思います。裾野を狭くしているので顧問先数は飛躍的に増えませんが、ストレスなく良い顧問先を増やすことができます。

2.税務調査の集客は困難に

前回も書いたのですが、税務調査のリスティング広告の乱立が半端ないです。10月頃にも名古屋の税理士法人の新しい広告を発見しました。ここまでリスティング広告が乱立してしまうと、自然検索で上位に来ても集客はかなり困難になったなという印象です。実際に当税理士事務所の関与件数は前年の半分未満でした。広告費用も上がっているようなのでどこまで継続できるかは不透明ですが(すぐに見なくなった広告もあります)、私たちにとっては今後も厳しい業況が続きそうだなと感じています。とはいえ、別の切り口で集客できるケースもあるので、その切り口で緩く集客できればと切り替えました。

2023年の税務調査のリスティング広告

税務調査のリスティング広告がなくならない(増え続ける)という事は、うまく運用できれば稼げることを意味します。稼げる理由としては、納税者は税理士に払う報酬の相場観がよくわからないので、言われるがままに払わざるを得ない点が大きいかなと。例えば、個人事業主の税務調査の場合、交渉後に提出する修正申告書は基本的に税務署にサンプルを作ってもらうので、税理士側の工数なんてほとんどありません。それで1年あたり10万円とか申告料をもらえるのであれば、それはそれは儲かって仕方ないです。この申告料をとらない税理士事務所もあるので、そういった事務所は比較的良心的だと思います。私の知り合い税理士は、集客サイトでその点をしっかり伝えています。

3.インボイス制度により無申告案件は増加

今年の一番大きなトピックはインボイス制度でした。以前のコラムでも書いた通り、インボイス制度を契機に無申告を解消する事業者は多く、今年は無申告・期限後申告の案件は前年よりも増えました。お断りした案件も多かったです。以下のコラムでも記載した通り、無申告法人の期限後申告のサポートが多かったことも今年の特徴でした。法人からの相談はそれほど想定しておらず、ホームページの無申告・期限後申告のサイトは個人事業主を前提とした価格設定だったので、法人用も新たに作成しました。

無申告法人の期限後申告のサポートが増えています。

来年以降はこのインボイス祭りもありませんので、今年のようには受注できないと考えています。

4.直接顧問の依頼は増加

2022年までは、税務調査もしくは無申告・期限後申告の案件から税務顧問につながるケースが多かったのですが、今年は直接の顧問契約の相談が増えました。パターンは大きく2つあって、コラムを読んで問い合わせが来るケースと普通にホームページをご覧になって問い合わせが来るケースです。前者の場合は相見積もりにならないことが多いので受注率はとても高いですが、後者の場合は基本的に相見積もりなので受注率はとても低いです。後者のケースもそれなりにあったような気がしますが、2件しか受注していませんでした。無理して顧問先を増やすフェーズではないので、値引きしないことが理由かなと。

5.freeeの集客支援は

freeeの集客サイトからの直接の問い合わせは激減しました。今問い合わせ履歴をチェックしてみると4件でした。2022年が8件、2021年は16件だったのでかなり減少しています。理由はわかりません(私の管理外なのでわかりようがない)。freee集客サイトを経由した案件の受注率はとても低いので激減したこと自体は問題視していません。特に相見積系はほぼ受注できません。それでも毎年1件くらいは受注できているのでありがたいですし、別の視点でもfreeeの集客サイトはとてもメリットがあると判断しています。それは、freeeの集客サイトを確認した後に私のホームページに直接問い合わせしてくれる方が一定数いて、その受注率がとてもよいからです。今年もとても素晴らしい方達と出会うことができました。

6.まとめ

経営環境は変わり続ける以上、同じホームページ集客であってもその都度アップデートしていく必要があることを実感しました。本格的な稼働はまだ2年しか経過していないにもかかわらず、それなりに変わったなという印象でしたので。

来年もホームページ集客は継続していきますが、来年からは信頼している方と一緒に働けることもあり、リアル集客を増やしていく予定なので新しいフェーズに踏み込むことができそうです。加えて、パートで働いてくださる方の属性も素晴らしいので(私よりも遥か上)本当に人には恵まれています。

結局ここ2年は集客に全振りしたこともあり、安定してクライアントが増えています。しかしながら、このままクライアントが増えても事務所運営が回らなくなりますし、事務所の人員も増えてきましたので、来年は今後の組織拡大を見据えて(それほど大きくするつもりはないものの)、内部体制の構築に時間を使う予定です。

 

 

 

 

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