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2021.06.15 コラム

本業以外でどうやってお金を稼ぐか。株式投資編

税務のコラムばかり執筆していましたので、今回から数回にわたって投資や副業についてお伝えします。最初にお断りしておきますが、必ず儲かると言っているわけではなく、私が実際にやっていることを含め、紹介しているだけです。当然ながら結果を保証しているわけではありません。一個人の投資の考え方だと思って気軽に読んでください。まず最初は株式投資についてです。

【目次】
  1. 投資対象はどのように選択するか
  2. 投資のタイミング
  3. 投資コストは大切
  4. まとめ

1.投資対象はどのように選択するか

現在、NISA口座を含め、複数の証券口座を保有しているのですが、株式投資は行っていません。監査法人に勤務していると、株式投資は色々と制約があり、その制約を意識するのが面倒でやっていなかったため、その状況が今も続いている状況です。NISAもしくはつみたてNISAもやろうやろうと思って未だにやらずにいます。本当にダメダメです。でもこのコラムをきっかけにやろうと思いなおしました。しかし、イデコ経由で株式投資はやっているので、その投資方法をお伝えします。

個別株の投資(アクティブ投資含む)か、インデックス投資か

今回のコラムは、本業以外でどうやって稼ぐかという視点ですので、基本的にはインデックス投資が良いと思います。個別銘柄の分析などに時間を費やすことは難しいはずです。監査法人に勤務している時、プロの投資家のような動きをする同僚がいました。「チャートの歪みが~」とか、高度すぎて素人には理解不能な投資手法で稼いでいる人や、土日に個別銘柄をじっくり分析して投資している人など、高度なスキルを有する人やしっかりと時間をかけている人は利益を継続的に出していましたが、ただ何となくやっている人はそうでもありませんでした。この状況が全ての方に当てはまるわけではありませんが、分析に時間をかけられない人は、インデックス投資かなと思います。また、アクティブ型の投資信託よりもインデックス型の投資信託が成績が良いという事実もインデックス投資をお勧めする理由です。

国内の株式か、海外の株式か

まず過去の推移をみていきます。日経平均、ダウ平均、S&P500です。ざっくりとした金額ですので、ご了承ください。

1989年12月 2010年1月 2021年4月
日経平均 38,915円 10,600円 28,000円
ダウ平均 2,700 11,000 34,000
S&P500 350 1,100 4,100

悲しくなりませんか?日本は1989年12月にたたき出した史上最高値3万8915円を未だに超えられていないのに、米国は10倍以上に株価は上昇しています。これをみると、日本がどれだけ相対的に貧しくなったかが明確です。となると、将来どうなるかはわかりませんが、過去の実績を振り返れば、日本株にだけ投資するのはリスクでしかないと私は考えています。

ポートフォリオの構築方法

そして次に考えるのは、投資割合です。日本株に何割?、米国株に何割?というようにポートフォリオを考える必要があります。このポートフォリオは、投資する人の年齢やリスク許容度などによって異なります。私たち素人が容易に算定することはできませんが、有難いことに無料診断できるサイトがあるので、それを使って算出したらよいと思います。”ポートフォリオ 無料診断”で検索してヒットした先で診断してみましょう。私はその無料診断をもとに、以下の割合でイデコ投資(SBI証券)しています。因みに、無料診断結果では米国債券が5%あったのですが、よりリスクをとりたいという私個人の判断で対象から外しました。

・日本株 20%
・先進国株 55%
・新興国株 15%
・海外不動産 5%
・金 5%

2.投資のタイミング

多くの書籍に書かれている事であり、保険の営業担当もよく言う話(営業トークです)ではありますが、積立投資すべきであると言います。毎月同じ金額を投資していく方法です。ドルコスト平均法で検索して頂くと、メリットなどが整理されたサイトが見つかりますので、必ずチェックしてください。私がイデコでやっている方法も同じです。毎月23,000円を上記の投資割合に応じて投資しています。この投資方法は、株価は将来的に上昇するという前提がありますが、過去はその前提通りに推移していますので、将来もその前提に従ってよいのではと思います。多くの投資家がその前提に従っていますし(⇐これも結構大事な要素です)。

私は、この積立投資に加えて、株価が暴落した時に余剰資金で株式や不動産REITに投資することを心がけています。最近でいえば、コロナの影響で株価が暴落した時です。勿論、どの時点が最安値地点かわかるわけないので、コロナで株価が暴落した時期に、2日に1回の頻度で約1カ月間、インデックス投資に資産を移管していました。その時に思ったことがあります。それは、暴落時に投資する資金を確保しなければという事です。今回のコロナで暴落時に投資することができましたが、余剰資金がそれほどなかったので、投資した金額は大したことありません。従って大して儲かってもいません。

ここでお伝えしたいのは、IDECOでもつみたてNISAでも何でもいいので積立投資をおこないつつ、同時進行で将来の株価暴落時に資金投入するための資金を貯めていく必要があるという事です。そのために、毎月一定額を定期預金口座に振り替えるとか、どんなやり方でもいいので、強制的に資金を確保したいです。金額は1万円でもいいと思います。暴落するのがいつになるかわかりませんし、いつの間にか結構な資金額を確保できたと思えます。本当は、預金口座にお金を寝かせるのはもったいないので、何かしら有効活用できた方が良いのですが、そこまでは難しいかもしれません。

3.投資コストは大切

投資コストは、どの証券会社を選択するかで大きく異なります。株式投資、イデコ、NISA、いずれの視点で考慮しても、楽天証券かSBI証券を選択しておくことが無難だと思います。先日、保険等のコンサルティング会社の方と話をしましたが、その会社が紹介する証券会社も楽天証券かSBI証券を紹介していると言っていました。証券会社の優劣は日々変わるので、口座開設する前にネットで検索して色々と調べてみてください。現時点では、楽天証券かSBI証券で良いと個人的には思っています。

4.まとめ

今回は株式投資についてお伝えしました。最後にお伝えしたいのは、私が株式投資の素人であると自覚し、自分自身の判断機会を可能な限りなくすようにしている点です。インデックス投資なので私の判断は介在しませんし、ポートフォリオの構築も無料診断に依拠しています。人間は色んな誘惑にさらされ判断を誤ることは多いですし、損切もなかなかできません。従って、人間の判断機会をなくすというのは理にかなっていると私は思っています。私はFXで失敗しているので、なおさらそう思います。

 

 

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